大好きっ!

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大好きっ!

「ダークっ!」 「・・・何だ?」 「俺の事好き?」 「・・・」 俺は、ダークが好き!何でかダークは「好きだ」なんて言わないし・・・ まさか、ダークは俺の事・・・ 嫌いなんだろうか?そうに違いない・・・ 「・・・ダーク・・・バイバイッ・・・!」 俺は自己確信してダークから逃げた 「!?」 手軽な荷物だけを手に家から逃げ出した バタンッ 「リンク!?」 微かに聞こえるダークの声を聞こえないふりして雨の中を走って行った ―・・・何処に行こうか ―・・・この後どうしようか・・・ 雨に濡れながら涙を流し無我夢中で道無き道をただただ走った (ダーク思考) 「リンクー!」 途絶逃げ出したリンクの後を追いかけびしょ濡れになりながらリンクを探す 「リンク!・・・オイッ!リンク!」 何でリンクは家から逃げ出したのだろうか ・・・俺が何かしたのか? 解らないままリンクを必死に探す 「・・・何処行ったんだよ」 不意に涙が頬に流れる 「・・・っ!」 俺は泣きながら家に帰っり、リンクの帰っりを信じた (リンク思考) 「・・・ダーク」 雨宿りしながら俺はダークの事を思い続けた 例えダークが俺を好きじゃなくても・・・ 「・・・ダーク!」 やっぱり思いは行動に移ってしまった 持って来た荷物を手にまだふる雨の中を走って家に向かった 家に着くと力尽きて雨で濡れた地べたに倒れてしまった 後数歩で家に入れるのに・・・ バタッ 「!」 俺が倒れた音がダークの耳に入る 急いで家から出ると雨に打たれている俺を見つけて駆けよって来た 「リンク!」 愛しい様に抱き抱える ダークの体温が服を通して伝わってくる 「・・・ダーク」 見上げるとダークは涙を溢し言った 「・・・何処行ってたんだよっ!心配したんだぜ」 ギュッと抱き締められると自然に涙が流れた 自分も抱き締め返して言った 「・・・ごめんなさい」 こんなにも自分を愛しているんだ・・・俺、誤解していたんだ 「・・・大好きだよっ!ダーク」 「俺も好きだ!愛してる だから何処にも行くなよ!」 「・・・うん・・・もう、何処にも行かない」 これからも・・・ ずっと大好きっ!
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