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でも昨日の事を思い出すとうまく反応できなかった。
「…そうなんだ」
いつもと違う私に由季は何か気づいたらしい。
「啓太君と何かあったの?」
まだ自分の中で整理がついてないから
由季にはまだ話せないと思った。
そんな私の気持ちを汲み取ったかのように
「言いたくないならいいけど…
苦しくなったら頼ってよね。」
優しい表情で言ってくれた。
「ありがとう、由季。」
***
移動教室のため
由季と廊下を歩いていたら
前方から啓太の姿が。
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