プロローグ

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しかし古代魔法は、四年前に姫の命できつく封印したはず。 二度とあんな戦争の悲劇が起こらないように…。 ……そんな悲劇が大好きそうな奴が今、俺の目の前にいる。 「…古代魔法の封印を解いたのは、お前なのか?」 「んー…。まぁそうといえばそうだし、違うといえば違うね。」 「…どういう意味だ。」 いちいち長い。このお喋りめ。 「君さ、レイ君だっけ?」 「…。」 名前で呼ぶな気持ち悪い。 「シカトかぁ、ひどいなぁ。まぁいいや。…レイ君さ、部下からかなり嫌われてるでしょ?」 「……………。」 確かに…そうだ。
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