プロローグ

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足元にいたのは、昨日まで共に戦い、笑いあった仲間の、 ……屍だった。 「お…、俺が…!皆…!うっ……!!」 「あれ?どうしたの?大丈夫?」 全く気付かなかった。 そもそもここに来たのは、山賊が潜んでいるという噂を仲間から聞いたからだ。 他の仲間は皆、例の事件の調査があるから行けないということで、仕方なく俺一人で来た。 今思えば、全て罠だったのか…。 「ちょっと服を汚い物に変えただけなのに。」 「聖騎士の絆って、たいしたことないんだね?」 「…………………だ…」 黙れ…! 「ああああああああっ!!!!」 「っ?!」 俺の中の、何かが壊れた。
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