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PM12:10
野沢達がやってきた。
「何だ、もう復活したのか」
「野沢、他に言う事ないのか…」
くそ、俺にはまだツン期か!
愛理にばかりデレやがって!
「雄大先輩、メシはどうしたんですかィ?」
「都会の男は10秒メシなんだよ」
「それ、つけてみそ的なものですよね…?」
「谷村、それは国家機密だゾ」
お茶目な言い回しに谷村がどん引きする。
うん、リアルなリアクションをありがとう。
とりあえず、のたのたとしたのど越しの黒い10秒メシを済ませる。
俺、きっと早死にするな。
「佐々木、やるよ」
投げ渡されたのはクリームパンだった。
「野沢…」
良い奴だなぁ。
まったりとしたクリームを飲み込む。
この際、のど越しがのたのたしてるのは諦めよう。
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