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組み、目はさげすんだような瞳にまでなっている。
――――違うんです!ウールさん。私、そんなこと思っていません~
リンは内心泣きそうになっていた。いや。すでに号泣だった。
尊敬し、敬愛しているいや、いつか付き合うことができればと考えているほど大好きなウールに、ひどいことを言っているのだ。
リンは、ウールが本を読んでいる横顔が素敵だと思うしたくさんのことを知っている物知りな面は尊敬してる。
そんな彼に、
「そんな本ばっかり読んでいて人生楽しいの?もっと面白いことを私が教えてあげましうか?あははははははははっ」
などとののしっているのだ。原因はわからない。いったい何が起こっているのかリンは混乱していた。
目の前にいるウールもぽかんと口を開けて固まっている。
とりあえず、リンはその場から逃げだした。
リンは、ジンジャーの元へ走り仕事してる彼をげんこつで殴った。
「いって~何すんだよ?リン」
「あんたのせいよ!あんたのせいで彼にひどいことを言っちゃったじゃない!」
わーっとその場に伏せて泣きだすリン。
彼女の周りにジンジャーの家族が集まりだす。
「ジンジャー、なんでリンちゃんは泣きだしたの?」
「おい、ジンジャー。おまえリンちゃんを鳴かしているんじゃないぞ」
「あ~あ、いけないんだ。女の子を泣かすなんて男の風上にもおけないな」
などと好き勝手に彼らは言いだす。
「あ~もうっ。うるさい!リンちょっとこっちへこい」
言いながらジンジャーはリンの腕を引っ張りつれていく」
その背中に、家族の声が飛んだが無視して自分の家に向かった。
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