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ドアを閉めて一つため息をつく。
「で、いったいぜんたいどうしたって言うんだ」
「どうしたも、こうしたもないわよ!なんで私が彼にあんなことを言わばくちゃいけなかったのよ」
「彼ってウールだよな?あいつになんていったんだ?」
「“あいかわらずつまんない本を読んでるわね”って」
「お前が!」
ジンジャーが驚いてリンを指さす。
リンはうなずく。
「はぁー。お前がな~」
「何よ。言いたいことがあるならば言いなさいよ」
「ウールの前ではつくって礼儀正しくしていたからな。どんな心境の変化だ?」
「わかんないわよ!今までどおりにしようとしたらこんなふうにいっちゃったのよ!」
「原因は?」
「心境の変化じゃないとしたら?」
「思いつくのはあの液体しかないのよ」
「ああ、昨日飲ませたあの野菜ジュース?」
「そう」
「あれが原因か」
「あ、そうだ。ごみばこ漁っていい」
「なんで」
「包み紙があるはずだからそれから犯人を探す。ゴミ昨日捨ててないよね」
と、言って近くにあったゴミ箱を漁りだす。
中にあるゴミをポイポイ取り出して行くと
「あ、あった」言って、包装紙をジンジャーに見せた。
「それで、どうする気だ?」
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