1Music『部活申請』

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職員室内はとても広く、担任の先生ですら探すのを苦労するくらいの広さ。 木造建築らしく、木の色が強調されている空間。 今時そんな学校も珍しい気がするよな。 僕等は初めて来たのもあるのか少し広さに呆然とする。 が、ここでたまたま近くにいた女性の先生に話し掛けられる。 「どうしたの?職員室に何か用事?」 茶色い長い髪を何も飾っていない綺麗なストレート。 片目は何故か長い髪で隠れているが、見た感じとてもカッコイイの方が似合っている女性だった。 若干翔は見とれていたのだが、主旨が違うので一撃だけカツを入れる。 「えーと……」 とはいったものの、佳も少し彼女を見て少し眉間に皺寄せている。 誰かに似ている、初めて会った気がしない。 って佳は思っていたのだ。 まぁ、でも見ず知らずの人だからただ、似ているだけなのかも知れない。 と、あらためて考察する。 それよりも、 「音楽の担当の先生っていないでしょうか」 そう聞くと、彼女はきょとんとした表情をして、 「私だけど?」 と言ったので。 彼等は心の中で色んな意味でガッツポーズをとった。 まさかのビンゴ。
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