60人が本棚に入れています
本棚に追加
「これは、随分とブレイブな作戦でござるな！！」
空蝉丸も爽やかな笑顔を浮かべて二人に向かって頷いた。
「聞いていたな、ギラン、隊長殿！」
「士さんのとんでもなく破壊的な作戦に関してならば、聞いた事にはしたくないのですが協力しましょう」
「ナカナカ面白イジャネエカ、派手ナ花火ヲ見セテヤルゼ！！」
「問題は拙者の獣電池にエネルギーが残り少ない事、一角殿の霊圧が極端に低下していることでござるな…」
「腹が減っては戦は出来ぬって奴だな…」
生身でも相当の実力の二人であるが、さすがに厳しいものがある。士に関しても所々傷だらけになっていたので事態は良い方向に進んでいるとは思えなかった。
「ふん、なかなか面白い作戦じゃないか」
いつの間にか背後にザムシャーと撃が立っていた。
「トロルを倒した途端にあの魔法使いが逃げていきやがってな」
撃は怒ってるというよりは半ばあきれ果てている様子である。
最初のコメントを投稿しよう！