60人が本棚に入れています
本棚に追加
「まずはお主等の怪我の治療からしないといかんな…」
ザムシャーは星斬虎徹丸兼定を鞘から引き抜くと、切っ先を一角、空蝉丸、士に向ける。眩い光に三人は包まれていく。
「随分と無理をしたようだな、士」
無骨だが、ザムシャーは士に声をかける。
「まあ、俺は後から合流だったからな。これくらいは何て事はない」
「ふん、ならもう一踏ん張り頼むぜ」
「ああ、望むところだ」
「一角の霊圧はどうだ。俺の刀で回復が出来る筈だとは思うのだが…」
「いい感じだぜ。あんたの刀すげえな、やっぱり。実はその刀、斬魄刀なんじゃねえか?」
「俺の魂を込めた相棒という意味では、同じくらいに大切な存在とは言えるかもしれないな」
「それと空蝉丸、お主の方はもう大丈夫だ」
「!?」
「俺達の出来る限りのブレイブを込めた。我々のブレイブがあれば十分にこの後も戦えるだろう?」
撃がニヤリと笑って空蝉丸の獣電池を指差す。
最初のコメントを投稿しよう!