第二十一章

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フラスコの中の小人は、城の外にドンと構えていた。その脇では兼平メランドの軍が奮戦している。 「兼平とメランドが頑張ってくれている。これ以上、奴らの好きにさせる訳にはいかん…」 ザムシャーは彼らに遠くから一瞥して、士に続いていく。 「ほう、わざわざ死にに戻って来たか。やはり面白い面々よのう」 「死ににではなくてめえを斬りに来たんだよ…」 一角の笑いが頼もしく見える。 「行くぞ!!」 士がカードを翳すとそれぞれ変身の準備を整える。 「カメンライド」 「いざ尋常に、キョウリュウチェンジ!!」 「蒸着…!!」 「頼むぞ、闇斬丸、星斬虎徹丸兼定…」 「卍解!!龍紋鬼灯丸!!!」 それぞれが変身、武器の形状を変化させる。 「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ…」 「宇宙刑事ギャバン!!」 「雷鳴の勇者キョウリュウゴールド、見参!!」 「ザムシャーだ。斬られる奴の名くらい知って逝くがいい…」 「更木隊第三席、斑目一角だ!!」 それぞれが堂々と名乗りをあげた。
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