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「凄まじい威力の攻撃だ。これが仮面ライダーの力か…」
ギャバンは、改めて仮面ライダーという同じ世界にいる異なるヒーローの力を再実感していた。
「この程度で倒れてくれる相手ならば話は簡単なのだがな…」
ディケイドはファイズの姿を消滅させて様子を見守っている。その攻撃により、地面が大きく抉られてそこにはマグマのようなドロドロとした炎が残留している。
「どうやら、欠片程ながら“届いた”ようだな…」
フラスコの中の小人の右頬が僅かながら流血している。青色の稲妻のような光りが現れ、その傷は一瞬のうちに治癒してしまう。
「…！？」
フラスコの中の小人は起こった現象を受け入れることに時間がかかっていたが、理解した段階でも呆然とするしかなかったようである。
「俺達が闇雲に派手な攻撃を加えていると思ったなら大きな間違いだ…」
「少し侮っていたやもしれんな」
次々と地面がうねりをあげ盛り上がると同時に、地面の鉄分を利用して生み出された無数の刃が雨のように対面にいる一行に降り注いだ。
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