第二十二章

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「あの馬鹿…あの身体で何が出来るんだ!!」 ゴードンが轟天号を呼び出す。 「皆でザムシャーを援護するぞ…行くぜ、国王さん!!」 「よし。共に行こう」 ゴードンとメランドが轟天号で出撃する。 「兼平殿は拙者とプテライデンオーで」 再び変形したプテライデンオーのコックピットにキョウリュウゴールドと兼平が転送される。 「一角は俺とドルで行こう!!」 「ああ。背中は任せな…」 ギャバンと龍紋鬼灯丸を背負った一角は、ドルの背面に乗っている。 「ネモ、あんたは船員とノーチラス号で行け!!」 士がネモに叫ぶ。 「だが、ノーチラス号は海底潜行しか出来ないぞ…」 そんなネモの眼前に、ブースターで浮き上がるノーチラス号の姿があった。 「これは…!!」 「どうやらノーチラス号のファイナルフォームライドがこの姿らしい。勝手に変えてしまったのは済まないが、いずれあんたが改造したであろうノーチラス号の姿だ」 「いや、ありがたい。これで力になれそうだ!!」 ネモとノーチラス号のクルー達もノーチラス号に飛び乗り、空中に飛び出していった。 「さて。余り者の俺は俺を一番愛してくれている、あんたに乗るしかないな」 「仕方ありませんね。一番危険視しているあなたに力をお借りしましょう」 士はギランに転送されて、空中に舞い上がった。
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