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「ロクが始めてだよ~!この頭の上に居る非常食に気付いて、私を心配してくれたのは~!」
ティアはそう答えてロクに抱き付いた
ティアの上に乗っているハクは「誰が非常食だ!」と怒鳴っていたが見事にスルー
そしてこの光景を見た男子生徒は後悔していた
(((うわぁあ!!俺が最初にティアちゃんを心配すれば良かったぁぁあ!!皆スルーしてるから関わっては駄目なのかと思ってしまったじゃねぇかあぁあ!!!そしたら今頃、俺はティアちゃんに抱き付かれて!!!)))
「お姉ちゃん、大丈夫ぅ~?」
男子が変な事を考えている中、ロクはしっかりと話していた
「うん!ロクだけでも気にしてくれて嬉しかったよ」
「うん!それよりも鳥さんはお姉ちゃんの頭から降りないの?」
「我はこの居心地良い場所から降りる気は無いぞ」
「居心地良い?例えばどんな?」
ハクとロクの2人が話し合っている、周りはそれを静かに聞いていた
「そうだな!まずはサラサラな髪が落ち着くし、後は匂いだな!」
(((へっ変態がおるでぇ!!)))
とうとうクラスの皆が関西弁でツッコミしてしまった
「髪がサラサラ?良い匂い?何処が?」
此処で鈍感スキル発動したティアが話しに加わる
(((これ以上!話しを複雑にしちゃらめぇぇ!!)))
もう止めてっ!!このクラスのライフはもうゼロよ!!
こうして今日の学校の予定は終わり
生徒達は家に帰って行った
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