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「意外と主人は頭が良いのだな」
ハクはティアのテストの結果を聞いて感心していた
「ふんっハクも理由位知ってるだろ?“俺”の魔力で生まれたんだから」ボソッ
ティアは周りに聞こえない程の音量でハクに聞く
ハクはそれに「ああ、知ってるさ」とだけ答えた
1人と1匹で話しているとシオリが近付いて来た
「シオリはテスト何点だったの?」
「っ!私ですか?・・・コレです」
そうして手に握るテストをティアに見せる
「へぇ~!シオリも満点じゃん♪頭いいね♪」
ティアはシオリの頭を撫でていた
「ふにゅ~ぅ」
頭を撫でられているシオリは気持ち良さそうに目を細めてやられるがままになっている
「お姉ちゃん~!僕もテストが帰ってきたよぉ~」
ロクが近付いて来たので頭を撫でていた手を離した
その事にシオリは残念そうな顔をしていた
「どれどれ・・・84点か♪偉いね~ロクは♪
では次はこの調子で90点以上を取ろうか♪」
「うん!!・・・それと何でお姉ちゃんは頭の上に鳥さんを乗っけてるのぉ~?」
「!!!!」
ロクはさっきまで思っていた事を聞いてみた
それを聞いたティアの肩は1瞬揺れた
「っ~~~~~~~!!!」
ティアは言葉になって無い言葉を呟いていた
「?どうしたの?」
ロクはそんなティアを見て本当に心配している様だ
クラスの生徒達はそんな2人をチラチラと眺めている
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