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もう既に、大人しかったボスはそこにはいない。
狂気に満ちた彼は、笑いながらと東側へ駆けて行く。
マルコは、ただそれを眺めている事しか出来なかった。
(ギルガやツゥーンが死んで。何故に2人の故郷を滅ぼした周りの人々が、濃能と生きているんだよ!
2人は気にしていなくても、俺の両親を殺した自分勝手な賊と同じだ。
勝手な考えで、1国を滅ぼした他国の奴が憎い。
全てが憎い。どんな手を使っても、人間は滅ぼして命の平等にしてやるんだ!!)
森ん走る少年は、決意を固めて突き進む。
求める事は、全人類の滅亡。
不平等な命を平等に変える事。
その目的を果たすには、力が必要。
闇の魔力で軽くした大剣のゴルドフを担ぎ、森を抜ける事を目覚して走り続ける。
夢を求めて。
~ツゥーンの伝説‐完結‐~

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