ぷすぷす…

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空を美しく彩る花火、そして挨拶まわりをしている途中花火職人に花火玉と間違えられたはなび。 会場に戻ると、壇前でヨガうさ姉さんとるくみるさんが談笑していた。二人とも背が高くきれいで、声をかけるのも何だか照れてしまう。 ヨガうさ姉さんが私に気づいた。 「あ、社長、さっきはどうも!って…何だか黒くないですか?」 「気のせい!いやぁ、そろそろ黒のドレスも着たいと思てたんですよ」 「ドレスだけじゃ無いけど…」るくみるさんが頭を傾げる。 「るるるくみるさん気のせいです!あれ、そういえば、お子さんは…」 「あの若いカップルさん達が相手してくれてるのよ」 示した先にいたのは、かわいらしい女の子と、美少年…と、顔が痣だらけの少年。 …何だか幸せそうやからいっかな。 「それより社長、一体どういうこと?さっき朝だと思ってたらもう夜ですよ」 ヨガうさ姉さんが不思議そうに聞いてきた。ギクッ。 「確かに言われてみれば」 とるくみるさん。 「た、楽しいときは時間は早く過ぎるものですよねっ」 く、苦しい。 私が何も考えず最初のスピーチで後夜祭宣言してしまったから、空が仕方なく夜の帳をおろしたなんて… 言えたもんやない。 その時、ポーチの中で大人しくしていたチュー太が叫んだ。 『ビヨンセが来た!』 「シャーリー…何やってんだ?まぁいい。この辺に手強いのがいるっつーんで来たんだが…どこだ?」 言い切らないうちに会場の外に爆音が響いた。
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