文化祭

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二学期が始まってからすぐに文化祭の準備が始まった。 準備と言っても一樹のクラスはまだすることすら決まってない状態。 教卓前に立った実行委員二人が困る中、堂々と眠っている人達多数。 新もそんな中の一人だった。 どんな夢を見ているのか、頬を引っ張りたくなるほどに、なんとも幸せそうに眠っている。 このように皆は文化祭が面倒で仕方なかったのだ。 しかしそのままでは終わらない。 「このまま決まらない場合は劇でもやってもらうぞ?」 「どうなっても知りませんからねぇ。ほほほほ」 無視されすぎて機嫌の低下した実行委員が黒く笑う。 さすがにそれはないだろうと誰もが思っていたのたが、その一週間後にはこのクラスは体育館にある舞台で白雪姫を演じることが決まってしまっていた。
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