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千「悪い、今日も隼人と帰る」
日向くんと付き合い始めてから、千早は僕と一緒に帰らなくなった｡
聖「別にそんなこといちいち言わなくていいのに」
そう言って僕は千早を見送った｡
こうやって改めて千早が“変わった”と実感すると少々寂しい｡
千早を見送ると僕はいつものように図書室に向かった｡
放課後の図書室はゆっくりと時間が流れている場所だと僕は勝手に思っている｡
静かで、誰にも邪魔されない｡
図書室は結構居心地の良い場所だった｡
ｶﾞﾗｯ
聖「??」
戸が開く音がし、奥で本の整理をしていた僕は手を止める｡
放課後に図書室に来るのは千早か日向くんくらいだと思ってたんだけど..
僕は入口のほうに歩いていった｡
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