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浩「面白いですよね。引き込まれるっていうか」 聖「よかったらこのシリーズ借そうか??僕、全巻持ってるし」 浩「いいんですか??」 聖「うん。いちいち図書室に借りに来るの面倒でしょ」 浩「ありがとうございます」 ガラッ 男「今、何か取り込んでる??」 見覚えのある男が図書室に入ってきた。 聖「見たらわかるだろ、委員会の仕事中」 男「終わったら連絡して」 聖「はいはい」 どうせ家に泊まりに来いだろ.. 僕はそんなことを思いながら軽く返事をした。 男は一瞬、荒川くんの方をちらっと見て図書室から出ていった。 浩「すいません、俺のせいで」 聖「別に荒川くんが謝る必要ないよ」 浩「はい..あ、そろそろ部活行ってきます」 聖「うん。頑張って」 僕がそう言って見送ると荒川くんは微笑み、図書室から出て言った。
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