1:出逢い

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ガシャン!! 物が壊れる音で目が覚めた。 寝起きの重い体を起こし欠伸をする。 いつもと変わらない朝の動作。 ベッドから降りようとしたとき怒鳴り声が聞こえてきた。 『朝っぱらからうるさいなぁ!』 そう思いながら、階段を一歩ずつ確かに下りていく。 そうしてリビングの前まで来たところで足が止まった。 立ち止まったというより、足が竦んでしまった方が言葉的に合っているかもしれない・・・ 目の前に広がる光景は私を闇へと導く。 「なぜお前は―――・・・」 「何よ!」
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