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『あの運転手、寝てる!!』
居眠り運転!?
そのトラックの向かう先には………
――彼女がいた…。
おいおい、嘘だろ!?トラック止まれ!!!
トラックは俺の心の声は届かず、逆に徐々に速度を上げている。
なにやってるんだよ、あの運転手!!起きろ、起きろよ、おい!!!!
今この場にいるのは、彼女と俺だけ。
―――救えるのは俺しかいない。
動け!!動け!!身体!!
今から助けようとしてもギリギリの境界。もしミスれば、俺の身体もろともトラックに吹っ飛ばされるだろう。
恐怖とさっきまで全力で走ってきた疲労のせいか、まったく足が動こうとしない。
何やってるんだよ、俺!!いつもの元気な足はどうした!!
動けぇぇぇぇえぇぇ!!!!
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