『青姫』~遅刻なんて当たり前!?~

13/24
前へ
/348ページ
次へ
トラックは、そのまま通り過ぎていった… 「あのトラック、なんてことしやがる!危うく死ぬところだったぞ!」 彼女は、俺と一緒に地面に倒れている。俺が彼女に抱きついたとき、怪我をさせないように、俺がコンクリート側に倒れるように体をひねっていた。そのおかげで、彼女には見たところ外傷はなさそうだ…よかった…。ん?あれ?『抱きついて』…? 「……………………」 「……………………」 沈黙が続いた。 なんか彼女から、いい香りがしてきた。なんだか俺、変な気持ちになってきた…。って、何考えてるんだ俺!? 彼女は、俺の顔を見てぼーっとしている。 まてまて。今どんな状況だ……。 O☆SI☆TA☆O☆SI☆TE☆RU!! 「うひゃわぁぁぁぁぁ!!」 俺は、彼女から飛びのき地面にまた転がった。
/348ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6247人が本棚に入れています
本棚に追加