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「ミャー」
「おはよう。シロ。」
リビングの真ん中には純白のシーツをひいたテーブル、奥には紺のソファーとちっちゃなアナログテレビ、左にはみんなのキッチン(俺以外使ってないが…)、右はカーテンに覆われた窓があるけっこう広いリビングに入った。
そしてテーブルの下からシロが現れた。シロは俺が飼っているメス猫だ。かなり毛並みがよくてフサフサしている。触ると気持ちがいいんだ~。
シロは俺の足に近づいいて、頬ずさりした。こういうことをすると飯が欲しいという合図だ。
「待ってろ、シロ。すぐに飯やるからな。」
そう言って、キッチンにある冷蔵庫の中から缶詰めを開けて、床に置いた。
「ミャー」
シロは、おいしそうに食べた。
おっと、紹介が遅れたな。俺の名前は、神崎龍哉(カンザキリュウヤ)っていうんだ。
今日から、高校一年。今から、私立皐月(さつき)高等学園の入学式に行くんだ。
容姿は、まったくもってイケメンというわけもなく普通だ。主人公だからって、全員イケメンってわけじゃないからな、畜生め!!
特徴と言えば、やはりこの青い目と赤みの含んだ髪の毛。そう、みんなが思っている通り、俺はハーフだ。母さんがイギリス出身だ。父さんの遺伝が強いせいか、顔は日本人の顔だ。
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