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舞い降りたのは全身が白いはくようポケモン、レシラム。炎を自在に操ることができる、この地方の伝説のポケモンだ。
青年はある事件をきっかけにこのポケモンを手に入れたのである。
「レシラム」
一声かけると、レシラムは主人である青年に頭を垂れた。
彼はその頭を優しく腕で包み込んだ。
美青年と美白ポケモンが抱き合っている姿は絵になるような光景だった。
「突然だけど、出発を今日にしよう。今日のような穏やかな日に旅立ちたいんだ」
そう言うと、レシラムは地に伏せた。
青年は微笑みを浮かべ、その真っ白くて美しい体毛をなでながら背中に乗った。
「まずはヒウンシティまで頼むよ」
青年が言うと、レシラムは一瞬にして大空へと飛び上がった。
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