選択

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全部が嫌になって、なげやりになって眠った日。 自分は不思議な夢を見た。 「君に選択肢を渡そう」 真っ白な意識の中で誰かの声が聞こえる…。 自分はその声にこたえる。 「選択肢…?」 「そう、選択肢だ…」 選択肢…。この声のいう選択肢はどういうものなのだろう…。 「世界を滅ぼす側になるか…救う側になるか」 ここで夢は終わった。 自分が答えた答えは―― 「君に選択肢をあげよう…。世界を滅ぼすか…世界を救う力か…」 その質問に僕は答える。 「救う…」 朦朧とする意識の中でそう答えた。
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