1章 旅立ち

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 静かな夜,きらびやかな 月あかりに,照らされながら  翼,はためかせ 空高く舞い上がろう としている ペガサスがいた。    バタッ バタッ バタッ  若干まだ短くて 細い翼を広げながら  空に体を浮かべよう と,していました。  いつものように綺麗 な,お月さまに 見守られながら,翼をひろげていると  夜空のむこうに何か小さく遠くに 姿が,みえてきました。  接近してくると 美しい少女で 箒(ホウキ)  に,またがっている様子で 遠くから,飛来してくる姿 が,みえてきました。  ゆっくりと,速度をあげ ながら ペガサスに近づいてきました。  距離に到達すると ゆっくり降下してきました。  着地した少女がしばらく ペガサスを眺めたあと こう言いました。  「そんなに空を飛びたいですか?  どうしてあなたが翼を コントロールできないか わからないのですか?  あなたに理性も才能を伸ばす意欲もないからです」 と、いわれていました。  ペガサスはキョトンと しながら少女のはなしを 聞いていました。image=379838427.jpg
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