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「やめろよ!」
その言葉と共に様々な相手に立ち向かった。
ときには拳を強く握り締めた。
祐は、小さな頃から正義感が強かった。
見て見ぬフリができないし、嫌いだった。
見て見ぬフリをするくらいなら、死んだ方がマシだと思っていた。
しかしながら、小さな頃の祐には腕力がなかった。
子供の頃に腕力が弱いのは当然だが、祐のそれは、同級生に比べても極端に弱かった。
弱いものイジメをしているクラスの男子に向かっていったら顔を強く殴られた。
万引きしている中学生を注意したら腹を蹴られた。
ズル休みばかりする子の家に注意をしに行ったら、その子の親に怒られた。
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