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祐は自分の正義を貫くことを目的として空手を習ったのであって、空手の大会で優勝したいわけではなかった。
それに、自分の家に金銭的な余裕がないことを知っていた。
しかし、空手道場に通うのは辞めても、日々のトレーニングを欠かさなかった。
家では週に三回か四回の筋トレを継続した。
自分でメニューを考案し、A、Bの2パターンのトレーニングを行った。
Aの日は胸、背中、腹。
Bの日は足、肩、腕の筋肉を刺激した。
Aの日、Bの日、休みの日とローテーションを繰り返した。
筋肉は休んでいる時に発達する。
毎日筋肉を刺激しては効果がないことを知っていた。
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