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「隊長!ここから動かないでください!
この鳥お願いします」
鳥をおいて日向は空を飛んだ
「おい!何処へいく!?」
レオの引き止めるような声をよそに、見える範囲までで止まると、
日向の茶色の目が金色に光る。
その瞬間日向を中心に、
空間がまるく大きく歪み、
その歪みが日向を中心に小さくなっていくとともに、
鎖も一緒に離れていく
ラルフは離れていく鎖に驚きの声を出す。
「どういう事だ?」
「鎖がとれた…」
ミズキも呟いて自分の手を見つめ、
ジークは眉を潜めた。
「なんだあの歪みは」
レオははっとしたように日向を見上げた
「磁力だ!鉄魔法の強力な磁力で引き付けたんだ!!」
その言葉にラルフは言う。
「でもそんな事したら…」
レオは頷いて日向を見上げた。
「磁力に絡みついて日向が潰される!」
磁力のうずは徐々に小さくなっていく
「天然メガネ!」
ジークは叫んで日向を見た。
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