587人が本棚に入れています
本棚に追加
自衛隊支部は噂で持ち切りだった。
訓練生として入ってくる新人が、訓練生トップとされる、スクエアに配属されるからだ。
{聞いたか?スクエア隊に新隊員が派遣されるってさ}
{げ…てことは…すげー強いんだよな!?}
{何の魔法が得意なんだろー}
スクエア隊にもうけられた特別室では噂の新隊員を待っていた。
「いいか、後輩だからってイジメるなよ」
黒髪のいかにもビシッとした凛々しい男が言う。
「そいつの人柄にもよりますよ!隊長♪」
緑髪のチャラチャラした軽い感じの青年は鼻歌を歌いながらかえした。
「かったりーな」
もはや赤髪の青年は面倒くさそうに机にすわりあくびしている。
そして真ん中でどうどうと青髪の青年は本を真剣に読んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!