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「まぁ上層部の判断だ。ルームメイトにもなる訳だし虐めるなよ」
そう言い残して出て行くレオに取り残された四人は無言で見送る。
「今日は何する日なんですか?」
日向が聞くと、ミズキとジークは無言のままで、ラルフが答えた。
「緊急任務がない事には今日言いわたされた巡察場所への巡察や射撃訓練、だけだ。魔力は実戦でしかつかってはいけないからな」
「皆さん大変ですね~」
ポンヤリと言う日向に自衛隊の威厳や尊厳や能力があるようには見えない。
というか、これが自衛隊の雰囲気か?
自衛隊は実力主義の、命をはり、死にもの狂いで訓練し、はい上がり、
国の為に死に…
厳しい世界なはず。
それが…
ジークはぶるぶる肩を震わせて怒鳴る
「こんなポヤっとした女が何で此処にいるのか納得できねぇ!
ラルフ、普通に返事してるがチームって事はこいつに背中も命もあずけなきゃ駄目なんだぞ!?俺には無理だ!信用出来ねぇ!」
「俺は自分の見たものしか信じない」
スッパリ言いきるラルフに日向は目を輝かせた。
「格好良いですね~」
いらついたようにジークは怒鳴る。
「黙れ天然メガネ!」
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