終わりの始まり

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とりあえず家には手がかりはなさそうだな 外を歩いてみようか そして俺はドアを開け、外に出た だが、人の気配はまったくなく、誰かがいるとは思えないほど気味が悪い空間だ 空は閑静な青に覆い被さる邪悪な灰色といった具合に外の風景に比例して廃れている 「誰も、いないのか…」 ふと視界に入った公園があったので立ち寄った そこのベンチに腰掛けて少し考えた 「これからどこに行けば…」 そのとき、走る足音が聞こえてきた
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