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「…智、確認だけど、好きって言うのは、恋愛感情…なんだよな?」
真面目な顔をして、智を見つめる歩。
智は、顔を真っ赤にして、うなずいた。
「そうか。わかった」
ああ、これで、歩との関係は終わりだ。
そう思った智に、歩は厳しい口調で言った。
「だったら…早くベッドに戻る!!」
「は、はい!?」
驚く智に、歩は再び言った。
「智、早くベッドに戻れって。体調を崩したら大変だ。 すぐに、食事の用意するから」
そう言うと、ニッコリ笑い鍋に水を入れ、火にかける。
「…歩くん…」
智は、ベッドに戻り、布団にもぐる。
しばらくして、歩が食事を運んで来る。
「智、今日が、初お泊まりだな」
「歩くん…僕…」
「これからも、よろしくな、智。さ、自分で食べれるか?」
「…うん」
こうして、この日から、2人は恋人となった。
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