11人が本棚に入れています
本棚に追加
なんだか
前にもこんな事あった気がする。
僕の隣に君がいて、あいつらも一緒にいて、バカなこといって笑ってたんだ。
ふと、頭に浮かんだメロディを口ずさんでみる。
タイトルは何だったっけ。
---ズキン、頭が痛い。
思い出そうとすると痛くなる。
思い出さなきゃいけないような気もするし、
思いだしてはいけない気もする。
ポタ、ポタ、、
手に温かいモノが落ちる。
「・・・雨?」
おかしいな天気は良いんだけど。
「ニャァ・・・?」
心配そうにネコが見上げてくる。
「・・・大丈夫だよ」
淋しい歌だ。
できるなら歌いたくない。
それでも歌い続ける。
まるで、追悼歌のようだ。
視界が霞んでく。
------多分、僕は泣いてるんだ。
最初のコメントを投稿しよう!