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男の子は路地裏に居た。
名前など無い、ただ一番古い記憶ではすでにこの路地裏に居た
?「・・・・・」
一心不乱に食べている。
男の子が食べている物が美味しい物では無い、むしろ人の食べ物として成立してさえいない
?「・・・・・」
ゴミを漁り、食べれそうな物を見つけては汚れを払い口に運ぶ
虫が付いているなんて当たり前・・・それでも生きる為には仕方なかった
カツン・・カツン・・
?「!!」
男の子は後ろから聞こえる足音に反応し近くのゴミ箱の後ろに隠れた
カツン・・・カツン・・・カツン・・
足音はどんどん男の子に向かう。
男の子は息を潜め縮こまる
カツン・・・カツン・・カツン。
足音は男の子の隠ているゴミ箱の前で止まった
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