【本文】死人の唄｜3ページ - 小説投稿エブリスタ

我ながら汚らしさに吐き気がする。指や肘、膝のようなよく動かす関節部には虫がつかないようにと包帯が巻かれている。包帯の下の肌はひび割れ、赤とは言えない血が滲んでいたが、これも良い事らしい。血が滲まなくなったら… いや、そんな事よりも、俺は…もしかしたら… 数日前から気になっていた事を、ついに口に出した。『なぁ、俺…臭くないか？』

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