第3章~無人島生活最初の5日間~

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「ふははは!」 「なっ何が可笑しいのよ?」 「オレはあのサバイバルブックを朝、少しめくってたのだ! そのなかに“水水の木”(ミズミズノキ)というのがあってな~ さっき見つけたんだぜ! ほら、あの木だ!」 剣太郎の指差す先にはものすごく細い木が今にも枯れそうに生えていた… 「ちょっとあの木、ガリガリよ! ホントに水出んの?」 「まぁまぁついてこいって!」 剣太郎は水水の木の根っこ付近に近づくとモリをブッ刺した! 「この木はな根っこの所からみずが出るんだよ。 ほら!」 剣太郎かモリを抜くと水が出てきた! 「うあ~ スッゴーい!」 「まぁな」 「剣太郎じゃなくて木が、よ💢」 「くそぅ… 見つけたのオレなのに… ちょっとぐらい褒めろよ…」 「何か言った?💢」 「いや、何でもない…」
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