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「やっ…海斗っ…も…待って」
ギシギシとベッドの軋む音が響く寝室の中。
私は息も絶え絶えに海斗の名前を呼んでいた。
「もう死んじゃうっ…んっああ!!」
訴えた途端に激しく突かれ、体が跳ねる。
海斗は私を揺さぶりながら意地悪く微笑んだ。
「まだだ。っ…足りない。分かるだろう遊里…?」
そう言い、ぐりっと腰を回す。
そのせいで私の中に居る海斗自身の質量をハッキリと意識してしまった。
「ダメっ…そんなに大きくしたらっ…」
時計の針は既に夕方の5時を指している。
もう何度も欲望を放ったはずなのに、海斗の高ぶりは堅さも質量も衰える事を知らない。
身をよじって限界を訴えてもすぐに片手で体を戻されてしまった。
「これを大きくしてるのはお前だろう?」
「あっ!そ、んな事っない…」
わざと濡れた音を響かせ、熱い高ぶりが私の中を掠め、擦り、突き上げる。
私は悲鳴なのか喘ぎなのかすら分からない声を上げ、海斗にしがみつくのが精一杯になっていた。
そんな私を抱きしめながら、海斗が不意に口を開く。
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