嫉妬と不安感

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『未羽ちゃん達に手出ししたりしないから。』 本当に信じてもいいのだろうか。 …若宮彩月のこと。 そして未羽に言うべきかも悩んでいた。 友達が吸血鬼だからって離れたりしないのは分かっていた。 ただ… (そのせいで不安になったら?) 可能性がないとは言えなかった。 …ドクン …手が牙に触れた。 思わず未羽を見る。 由希の様子には気づいてないようだ。 (…なんで?どうして…?) 自分でも分からなかった。…未羽の血を欲しいと思ってしまったのだ。
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