51人が本棚に入れています
本棚に追加
『未羽ちゃん達に手出ししたりしないから。』
本当に信じてもいいのだろうか。
…若宮彩月のこと。
そして未羽に言うべきかも悩んでいた。
友達が吸血鬼だからって離れたりしないのは分かっていた。
ただ…
(そのせいで不安になったら?)
可能性がないとは言えなかった。
…ドクン
…手が牙に触れた。
思わず未羽を見る。
由希の様子には気づいてないようだ。
(…なんで?どうして…?)
自分でも分からなかった。…未羽の血を欲しいと思ってしまったのだ。
最初のコメントを投稿しよう!