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……ーお前その傷、虐待だろ?
公園の中にあるブランコに座ってる俺を見て、ケラケラ笑いながら彼は言った。それもまた初めての事でびっくりしたけど、俺は“虐待”の意味が分からず答えられない。
困ってる俺を見て、虐待がどういう意味なのか彼が分かりやすく言った。
……ー虐待の意味も知らねぇのかょお前は。どうせ親にやられたんだろその傷。弱っちぃ奴だな~お前って。
「俺……弱くないもん。」
プスッと頬を膨らまして反抗した。
でも、あれ……?
どうして彼が知ってるの?
俺何にも言ってないのに……
そんな俺を見て彼は嘲笑った。
……ーチビの癖に俺様に口ごたえしてんじゃねぇょバーカ。
「バカじゃないもん。」
今度は彼を睨みつけた。ただその視線は弱々しく、今にも泣き出しそうな顔。
……ー頭の悪りぃガキだな。口ごたえすんなっつってんだょバカ。
そういった彼は、俺に誓約者がどういう者なのかを教えてくれた。
その上で俺に誓約しろと、彼は持ちかけてきた。
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