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『別にいいじゃん細かい事は気にすんな!そぅいやお前、今日学校は~??』
「細かい事ね。全然細かい事じゃないと思うのは俺だけか?……まぁ学校は休んだに決まってんだろ。後で担任の赤月がうるさいだろうけどさ。」
『お前は遅刻常習犯で、あのクールな担任に怒られるのは慣れてるもんな!』
「そだな~。俺がよく遅刻するのは誰かさんのせいだけどね!」
『ん?なんか言ったか??』
「絶対聞こえてるはずだょね?俺が遅刻するのは誰かさんのせいだって!」
『んんん?よく聞こえねぇ~!』
「……はぁ。」
そんな会話を続けながら自転車をこぎ続け、ようやく川沿いに出た。
ぅんやっぱり人気が少ないな。せいぜいジョギングしてるオッサンくらいしか居ない。
焚火するにはばっちりだ……!!
「ここでいいか。」
うん。ここなら人気が全くないし、ちょうどいい木が辺りに転がってるから焚火も出来る。
『つかお前、焚火した事あんのかょ?火おこせんの??』
「焚火は小学校の校庭キャンプでしたことあるょ。見てただけだけど。火なんてライターかマッチ使えはいいんだょ。」
『ふ~ん?でもお前、どっちも持ってきてないじゃん?』
「………………あ。」
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