~起動の章・弐~

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  『別にいいじゃん細かい事は気にすんな!そぅいやお前、今日学校は~??』 「細かい事ね。全然細かい事じゃないと思うのは俺だけか?……まぁ学校は休んだに決まってんだろ。後で担任の赤月がうるさいだろうけどさ。」 『お前は遅刻常習犯で、あのクールな担任に怒られるのは慣れてるもんな!』 「そだな~。俺がよく遅刻するのは誰かさんのせいだけどね!」 『ん?なんか言ったか??』 「絶対聞こえてるはずだょね?俺が遅刻するのは誰かさんのせいだって!」 『んんん?よく聞こえねぇ~!』 「……はぁ。」 そんな会話を続けながら自転車をこぎ続け、ようやく川沿いに出た。 ぅんやっぱり人気が少ないな。せいぜいジョギングしてるオッサンくらいしか居ない。 焚火するにはばっちりだ……!! 「ここでいいか。」 うん。ここなら人気が全くないし、ちょうどいい木が辺りに転がってるから焚火も出来る。 『つかお前、焚火した事あんのかょ?火おこせんの??』 「焚火は小学校の校庭キャンプでしたことあるょ。見てただけだけど。火なんてライターかマッチ使えはいいんだょ。」 『ふ~ん?でもお前、どっちも持ってきてないじゃん?』 「………………あ。」
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