~起動の章・弐~

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『なぁ、コイツたばことか吸ってねぇか聞いてみろ。』 ……―は?いきなりなんで!? 『俺様を信じて聞けって!』 柚樹の問いにちょぃ不思議がりながらも、とりあえず赤月に聞いてみる事にした。 てか信じるもなにも、聞くの俺なんだから理由くらい教えろょ! 「先生―。先生ってタバコ吸ってます?」 「ん?タバコなら気晴らしに時々吸うが、それがなんだ?まさかお前吸ってるのか?」 「えぇ!?俺吸ってないですょ!!」 誤解された……。柚樹め。 でも吸ってるんだ。歳は確か26って言ってたけど、まだ若いのに歳に合わずストレス溜まってんだな―。 なんて解釈をする俺。 「じゃぁ何故そんな事聞くんだ……?」 「それはえぇーっと………」 …―柚樹!なんで聞いたか理由教えろ―!! 『はいはい。理由は火!タバコ吸ってるって事は、ライターとか持ってるかもしんねぇだろ?俺らに今必要じゃん♪』 …―あ~なるほど。柚樹もたまには良い案思い付くね。 『たまにってどういう意味だコラ。』 …―いやそのまんまの意味だょ 心ではそんな会話(念話)をしながら、先生との話しに戻す。 柚樹はまだ何か言ってるが気にしない気にしない。 「そうそう。先生タバコ吸ってんなら、今ライターとかもってないですか?」 「ライター?持ってるが……何に使うか先に言わねば貸せないぞ。」 うっ……。 やっぱ赤月はそうくるよなぁ。      さーて、何て言おうか。
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