貞子と俺とラーメンと

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「ども~」 店に入ると、店員の元気な 『いらっしゃいませ』 の大合唱。 俺達は端っこの席につく。 「貞子は何でもいい?」 「ん」 肯定のようだ。 「じゃあスタミナ2つと餃子1つお願いします」 「デートかい?」 話かけてきたのは店の方。実は覚えられている俺。 「ちがいますよ」 「そうです」 沈黙。 「……頑張れよ?」 「はぁ……」 気まずいよ? なにこれ! 孔明の罠か!? 「水、飲むか?」 「ポッ」 何故か顔を赤らめる貞子。 『ポッ』てなんだよいきなりデレ期ですか? ツンが無いと意味ないだろうがぁぁぁ!! と、思いつつも水の入ったコップを貞子に渡す 「はい、水」 「ありがと……」 あれ? 戻ってる? それはそれで寂しいな…… 「はい、おまち~」 「ありがとうございます」 「どうも……」 1口、ラーメンを食べる貞子。 「美味しい……」 「それは良かった」 その後は、特に話す事も無かったので、黙ってラーメンを味わった。 無事完食。 「旨かったか?」 店を出た後、貞子に感想を聞いてみる。 「ん。またくる」 気に入ったみたいです。 「あぁ、そうだな……」 金があれば。 貞子が可愛い ただそれだけの話でした。
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