ある、晴れた、日に…。

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バスにはあたしとマカロニ以外誰も乗っていなかった。 晴れた空の下、一台のバスが広い道の真ん中を進む。あたしとマカロニだけを乗せたバス。 「白金白」ってどこだろう…そんなことを考えているとあることに気づいた。 「お母さん…」 あたしが呟くとマカロニは顔を上げあたしをじっと見つめた。そのときは喋らなかったけど、マカロニは大丈夫だよ。と言っているみたいだった。 あたしはニッコリ笑ってそうだねと言ってマカロニをなでたの。マカロニは気持ち良さそうにしてまた顎を自分の腕に乗せて目をつむった。そしてあたしもいつの間にか眠っていた。 「ふみちゃん、着いたよ。ここが白金白。」 あたしはマカロニの優しい声で目が覚めた。いつもはお母さんに起こされても起きないのにね。 あたしはマカロニを抱き抱えてバスを降りた。バスはあたしとマカロニを降ろしたあとすぐに行ってしまった。 「あっ…お金…。」 「ふみちゃん、お金はいいんだよ。」 「そうなの?変なの…」 あたしはその後マカロニの後に着いて歩道を歩いた。
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