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ある、晴れた、日に…。
その日は土曜日であたしの学校もないしお母さんのパートもなかった。
そしてとっても良くキレイに晴れた日だった。
お母さんが公園にお弁当持って遊びに行こうねって言って準備を終えて、マカロニにもご飯をあげて出ようとしていたとこだった。
「ふみちゃーん?マカロニにご飯あげたのー?」
「うーん…マカロニいなーいよー…」
「どこかにいってるんだよ。朝のお散歩。ご飯だけお皿に置いておきな。帰ってきたら食べるんじゃないかな?」
「はーい。」
―――――――――――
「マカロニー?マカちゃん?お散歩はどこまで行ったのかしらー?ご飯置いておくよー。」
「マカちゃーん?マーカ…あっいたぁ…お帰りなさい。ご飯だよぉ。」
そのときマカロニが再び姿を消した。あたしはなぜか夢中で追いかけた。マカロニが通りぬけた椿の垣根をあたしもぬけた。
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