16歳の冬。

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「私とは遊んでくれないんですね。」 美咲は無愛想な言い方で、私に言い放った。 「もっ…もちろん私はいつでも暇だから、今度遊ぼうか?」 私は美咲の顔を見ながら言い返した。 「絶対ですよ?♪」 美咲は嬉しそうに答えた。 その後、みんなと別れて家路に着いた。 ~♪ 私のケータイが7色に光った。 この光り方はメールだった。 達也かな?と思いながらケータイを開いた。 メールを送って来た相手は美咲だった。 「先輩!いつ遊びに行きます?早く行きたいなぁ★」 私は疲れていたので、返事はせず寝る事にした。 気付けばもう夜の12時をまわっていた。 明日また学校で話をすればいいと思っていた。 しかし美咲はそうはさせてくれなかった。
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