17歳の春。

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暫くして私達は公園を見つけた。 「ここにしようか!私何か飲み物買ってくるね!ここで少し待てる?」 美咲はコクリと頷いた。 近くのコンビニでジュースを買い、美咲のいる場所まで戻って話の続きを聞いた。 「ご飯もいつもみんなの余り物で…あんまり家に帰りたくないんです…こんな話を聞いた所で、先輩はどうしようも出来ないですよね…」 美咲はずっと泣いていた。 「私は聞く事しか出来ないけど、また何かあったらすぐ言っておいで。」 私はそう言って美咲の頭を撫でた。 この時、この光景を見ていた人物がいた。 この人物が私にとって精神的に追い詰める事を知らずに…。
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