16歳の冬。

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放課後になり、いつもの様に部活に向かっていた。 「先輩!」 振り返ると、仲のいい部活の後輩美咲がいた。 「美咲はいつも元気だねー★よしよし♪」 「…先輩だからですよ。」 私はまだこの言葉の意味をよく分かっていなかった。 早く気付いていれば、私達はこんなに嫌な思いをしなくて済んだのかもしれない。 部活が終わり、部活の仲間みんなと一緒に帰っていると、 ~♪ 私の携帯が光った。 「先輩!彼氏からメールですか?」 美咲が聞いてきた。 「そうだよ★今度映画に行くから予定立ててるんだぁ♪」 私はメールを打ちながら返事をした。
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