視線

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そして放課後。 いつもと違い、友達である幸太に別れを告げ、俺は教室に残った。 よくある委員会というやつだ。 こう見えても俺、委員長なんだぜ。 まあ、最近ではオタクとかギャルゲー大好き男とかが生徒会に入ってるし(ただしラノベである)、俺はまだましなほうんじゃね? そして、教室で今まさに俺の目の前に座っているのが、学内1、2の成績と、更には部活動ではテニス部トップで全国クラス、容姿秀麗スタイル抜群。 オマケに 「おっぱいおっぱい」 「ふええ?」 「な、なんでもないですッ!!」 これが、凄いんですよね。 皆さん、まずは手のひらに風船をふたつ乗せてください。 それがおっぱいです。 そんな爆弾をふたつ抱えたこの人の名は、後藤留美子たん。 そして、これほどまでハイスペックな性能を持ちながら、みんなに好かれるその訳は… 「じゃあ、始めま…うわっ!」 「うおっ!だ、大丈夫…?」 「いてて、な、なんとか大丈夫です。」 来ました。 皆さん。 聞いてください。 She is a dozikko! 彼女はドジっこです! この性格が!私の心に!火を付けた! まあ、こんなハイスペック少女が目の前にいたら、委員会の取り決めどころじゃ無いんですよね。 実際、浮き足立った私の股間のエクスカリバーは、level5くらいです。 一方通行くらいのレベルです。 いやあ…視界に入ってるだけで幸せってやつですかね。
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